15名がNPBに在籍する広陵OB ほとんどが大卒プロ

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15名がNPBに在籍する広陵OB ほとんどが大卒プロ

高校時代バッテリーを組んだ野村 祐輔と小林 誠司

11月20日にこのオフ初のトレードが成立した。西武が金銭トレードで日本ハムから吉川光夫を獲得したのである。

吉川は2006年の高校生ドラフト1巡目で指名され、広陵高校から日本ハムへと入団する。1年目から先発ローテーションに入り19試合の登板で4勝をマーク。その後伸び悩んだものの2012年には14勝5敗、防御率1.71の成績を残しMVPを受賞。優勝に大きく貢献した。その後トレードで巨人、そして再び日本ハムでプレーしたが目立った成績は残せていない。

しかし、辻発彦監督は吉川の獲得に対し、「喉から手が出るほど欲しかった」とコメントしており、”即戦力”左腕として期待を寄せている。環境が変わることでの復活をイメージしているようだ。

さて、そんな吉川の母校でもある広陵高からは、多くのプロ野球選手が誕生している。現役の野手では今年ブレイクした佐野 恵太(DeNA)や福田 周平(オリックス)、太田 光(楽天)らが結果を残しつつある。また骨折もありわずか10試合の出場にとどまった小林 誠司(巨人)も同校のOBだ。

投手ではこのオフにポスティングシステムを用いてのMLB移籍も噂される有原 航平(日本ハム)や、吉川の1学年後輩となる野村 祐輔(広島)もそうだ。

すでに現役を引退しているOBを見ると、金本 知憲(元広島他)や二岡 智宏(元巨人他)に福原 忍(元阪神)らが名を連ねる。名門校ということもあり多くのプロ野球選手を輩出していることがよくわかる。

名門校からは卒業後すぐのプロ入りも多そうだが、ここまで名前を挙げたOBたちは吉川をのぞいて、全員が大学へと進学しているのも興味深い。

ドラフト制度以降に広陵高から直接プロ入りを果たし、プロ野球の世界でも結果を残したのは吉川以外だと、通算302試合に登板した佐伯 和司(元広島他)と最多セーブのタイトルを獲得した西村 健太朗(元巨人)くらい。

また、2020年にNPBでプレーしていた15人の同校OBのうち、直接プロ入りを果たしたのも吉川と中田 廉(広島)、そして中村 奨成(広島)の3人しかいない。

数少ない広陵高から直接のプロ入りを果たした吉川は、新天地で再び輝くことができるだろうか。

<広陵高校OBの現役選手>

※2020年シーズンNPB在籍者

白浜 裕太(広陵高→2003年広島1巡)

吉川 光夫(広陵高→2006年高校生日本ハム1巡)

中田 廉(広陵高→2008年広島2位)

上本 博紀(広陵高→早稲田大→2008年阪神3位)

藤川 俊介(広陵高→近畿大→2009年阪神5位)

野村 祐輔(広陵高→明治大→2011年広島1位)

上本 崇司(広陵高→明治大→2012年広島3位)

小林 誠司(広陵高→同志社大→日本生命→2013年巨人1位)

有原 航平(広陵高→早稲田大→2014年日本ハム1位)

上原 健太(広陵高→明治大→2015年日本ハム1位)

吉持 亮汰(広陵高→大阪商大→2015年楽天2位)※現在は育成契約

佐野 恵太(広陵高→明治大→2016年DeNA9位)

中村 奨成(広陵高→2017年広島1位)

福田 周平(広陵高→明治大→NTT東日本→2017年オリックス3位)

太田 光(広陵高→大阪商大→2018年楽天2位)

(記事:勝田 聡)

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東海大野球部 大麻使用は5、6人…大学把握前から部内で噂― スポニチ Sponichi Annex 野球

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東海大硬式野球部の部員が大麻の疑いがある薬物を使用したとして、同大学が無期限活動停止とした問題で使用を認めた部員が5、6人であることが18日、関係者への取材で分かった。また、大学が問題を把握する以前から部員間に寮内での薬物使用に関する噂があったことも判明した。

大学は外部通報を受けて全部員128人に聞き取り調査を実施。使用の有無や寮内で薬物使用を見聞きしたことがないかを聞いたところ「噂はある」「そういうことを聞いたことがある」などの回答があったという。

また、学生野球を統括する日本学生野球協会の審査室会議が処分適用の見直しを検討する可能性も出てきた。同協会は日本学生野球憲章などの規定違反があった場合に処分を審査するため審査室会議を設置。戦後から現在に至るまで、不祥事案件を審査の上で公表して処分を科してきた。

現行制度下では指導者やチームへの処分は行われてきたが、選手個人に処分が下されたケースはなかった。しかし今回のような事態は初めて。関係者によると「選手個人にも処分を科した方が良いのではという意見が一部から上がっている」という。一方で、チームへの連帯責任を問うことが個人による不祥事の抑止力ともなっているだけに、慎重な議論を重ねていく。

≪首都大リーグ最終戦 各校から心配の声≫首都大学リーグは最終戦2試合を行い、東海大の活動停止により不戦勝となった武蔵大が2位で関東地区大学野球選手権の出場を決めた。東海大の不祥事に関して、筑波大の川村卓監督は「コロナ禍で心の隙ができたのかもしれない」、桜美林大の右腕・松葉は「(東海大甲府時代の)後輩がいるので心配」などと話した。東海大が担当する予定だった受付などの球場当番は、日体大が行った。